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メリディアの副作用と禁忌

メリディアは1年間にわたる2重盲検法やプラセボコントロール(プラセボと呼ばれる偽薬との比較検査)により、効果と安全性が調べられた。

プラセボとの比較でメリディアについては頭痛(30.3%)、口渇(17.2%)、食欲不振(13%)、便秘(11.5%)、不眠(10.7%)、など多くの副作用が報告されている。さらに、心拍数や血圧の若干の上昇も見られる。ただし、これらは穏やかで一過性のものである。

心拍数や血圧の上昇については、毎日1回5~15ミリグラムの薬を服用していた人にわずかに見られた。高血圧あるいは頻脈のためにメリディアの使用を中止した患者は、どの投与量の人にもごく稀であった。ただし、薬の処方を決めるには血圧の定期的観察は欠かせないと考えられる。

これらの血圧、脈拍の異常は一般的に治療の初期に限ってみられる。この段階で医師がメリディアの投与量を減らしたり投与を中止したりすればおさまる。これらはすでにわかっているメリディアの薬理活性に一致することでそれほど不安材料とはならないだろう。

メリディアは血圧がコントロールされた患者でさえあれば使用できるものである。もちろんこの薬は、冠状動脈疾患や、うっ血性心臓疾患や、コントロールできない高血圧症のような患者には使用すべきではない。なお、プラセボとの比較で、メリディアには心臓弁の疾患への影響は増加しないことがわかっている。

メリディア発売の翌日、アメリカの心臓医師協会(AHA)から、メリディアの副作用に注意を促す呼びかけが発表された。試験的に使った数人の患者で血圧の上昇が観察されたというのである。

※まとめると、メリディアは次のような患者に禁忌である。
○モノアミンアキシターゼインヒビターを投与されている患者
 (日本ではサフラという抗うつ薬と一緒に飲んではいけない)
○シプラミン、あるいはメリディアの多くの不活性成分に関して感受性が高い人

※また、次のような病歴のある患者にはメリディアを使用すべきではない。
○冠動脈疾患
○うっ血性心疾患
○不整脈
○発作

※次のような患者にはメリディアを使用すべきではないとされている。
○全くコントロールされていない高血圧患者
○きちんとコントロールされていない高血圧患者
○ひどい腎障害
○ひどい肝機能不全

※次のような患者にはメリディアは注意して使用しなければならない。
○微妙な見地にある緑内障患者
○けいれん発作の既往がある。

※まれに発症する可能性があるが、危険なセロトニン症候群を起こすかもしれないとして知られている状態の患者には、次のようなメリディア以外のセロトニン因子を与えるべきではない。
○SSRI(プロザック)
○ペンタゾシン
○フェンタニール
○リチウム
○トリプトファン
○メペリジン
○ジハイドロメトルファン
○スマトリプタン サクシニレート
○デキストロエルゴタミン

医師は薬物乱用歴のある患者に、注意深く評価を下さなくてはならない。そして、ここにあげたような患者には厳密に誤用や濫用の微候を観察する必要がある。

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